
ʕ•ᴥ•ʔ カメムシ、多いですねぇ。
薪ストーブの季節が近づいてくると、薪の準備と一緒に気になってくるものがあります。
そう。
カメムシです。
薪棚から薪を取ったら、樹皮の隙間からひょこっ。家の中へ持って入れて、しばらくしたら壁にひょこっ。薪ストーブユーザーさんなら、一度くらい経験があるんじゃないでしょうか。
今年は特に「カメムシが多い」という声もよく聞きます。
実際、2026年は島根県で果樹カメムシ類の多発について注意報が出されておりますし、お隣の山口県でも春の調査でクサギカメムシの越冬量が平年を大きく上回っているなんていうニュースもありました。
ただし、これらは農作物への被害調査や一般の目撃アンケートです。「今年は薪の中にいるカメムシが何倍になった」というデータではありません。
でも、薪を扱う僕自身も、「今年もカメムシとの季節が来たなぁ」と感じています。
以前の記事では、薪の配達時にカメムシを振るい落として、ブルーシートの上に100匹以上……なんて日があった話も書きました。

今回はそこからもう一歩踏み込んで、
「じゃあ、薪ストーブユーザーはどうすれば家の中へカメムシを持ち込みにくくできるの?」
というところを、実際に薪を扱っている薪ストーブ屋の目線からまとめてみます。

そもそも、どうして薪にカメムシがいるの?
まず知っておいてほしいのは、カメムシが薪そのものを食べるために集まっているわけではないということです。
薪や家の周りで見かけることのあるクサギカメムシは、秋になると成虫の状態で越冬場所を探します。島根県の資料でも、クサギカメムシは家屋内や樹皮の隙間などで越冬するとされています。
薪を積むと、
・薪と薪の間
・樹皮の隙間
・割れ目
という、小さな隠れ場所がたくさんできます。
カメムシからすると、そこへ入り込めるわけです。
そして困るのが、その薪を暖かい室内へ持ち込んだ時。越冬していたカメムシは、温度が上がると活動性も高くなります。
つまり、外では薪の隙間でじっとしていたのに、リビングへ入れたら動き始める。ということがあります。薪ストーブを焚いている部屋は暖かいですからね。
そこで大事なのが、
室内に入ってから何とかするより、薪を家へ入れる前に落とすこと。
です。
家に持ち込まないために、僕がおすすめする5つの習慣
① 室内に薪をため込みすぎない
まず一番簡単なのがこれです。
外へ薪を取りに行くのが面倒だからと、「一週間分くらい入れておこう!」と大量の薪を暖かいリビングへ入れてしまうと、それだけ一緒に虫を持ち込む可能性も増えます。
もちろん家のつくりや薪置き場によって変わりますので、絶対に一日分でなければいけないということではありません。
大切なのは、必要以上に長期間、暖かい室内へ薪を置いておかないことです。
屋外の薪棚から、いきなりリビング。ではなく、屋外の薪箱や土間などに、ワンクッション置ける場所をつくるのもおすすめです。
② 家へ入れる前に、一度「コンコン」
かなりアナログです。でも、これが大事です。
薪棚から取った薪をそのまま抱えて家へ入れるのではなく、屋外で薪同士を軽くコンコンと当てたり、軽く振ったりします。
bluebearでも薪を配達するときは、軽トラへ積む時、薪棚へ積む時にできるだけカメムシを振るい落としています。
これだけで全部落とせるわけではありません。樹皮の奥へ入り込んでいることもあります。でも、何もしないで持って入れるより、一度外で落としてから入れる。
この数秒が大切です。
③ 樹皮と割れ目をちょっと見る
毎回一本ずつ虫眼鏡で確認する必要はありません。
薪を持った時に、樹皮の浮いているところ、薪の割れ目、薪同士が重なっていた面をちらっと見るくらいで十分です。
クサギカメムシは樹皮の間隙なども越冬場所として利用します。なので、「何かいるかな?」とちょっと見る習慣があるだけでも違います。
薪を自分でつくっていると、乾き具合を見たり、重さを感じたり、樹皮を見たり、自然と一本一本の薪を見るようになります。
カメムシチェックも、そのついでくらいで大丈夫です。
④ 小さなほうきを薪置き場に置いておく
これは以前の記事でも紹介しましたが、かなりおすすめです。
100円ショップなどにある、手のひらサイズの小さなほうき。これを薪棚や玄関近くに一本置いておきます。薪を家へ入れる前に、サッ、サッと表面を払う。特に樹皮のところを少し払います。
道具をわざわざ取りに行かなければいけないと、そのうち面倒になります。
だから、薪を取る場所に置いておく、これがポイントです。
「コンコンして、サッサッと払って、家へ入れる。」
薪ストーブを使う季節の、小さなルーティンです。
⑤ 家の中で見つけても、潰さない
それでも入ります。これはもう、あります。薪だけでなく、カメムシは窓枠や換気口など、かなり小さな隙間から家へ侵入することもあります。
なので、「対策したのに一匹いた!」と落ち込まなくて大丈夫です。
見つけたら、とにかく潰さない!刺激すると、あの臭いが出ます。
室内ではガムテープなどを使って潰さないように捕まえる方法を紹介している方もいらっしゃいますが、僕なら、そっと捕まえて外へ。
カメムシとの勝負は、倒すことより、臭いを出させず退場してもらうことです。
薪ストーブの近くで殺虫スプレーを使う時は注意してください
これは大事なので、別に書いておきます。
カメムシを見つけると、「スプレー!」となることもあると思います。
でも、薪ストーブに火が入っている時は、火気の近くでエアゾールタイプの殺虫剤を使用しないでください。
一般的な殺虫用エアゾールには可燃性ガスを使用しているものがあり、メーカーも炎や火気の近くでは使用しないよう明記しています。
薪ストーブユーザーの場合は特に、「虫を何とかしなきゃ」と焦るより、まず火のそばでスプレーを使わない、これを覚えておいてください。
使用する場合は、それぞれの製品表示・使用方法を必ず確認しましょう。
カメムシを「ゼロ」にしようとしなくても大丈夫です
ここまで対策を書いてきましたが、正直に言うと、薪と暮らしていて、虫を完全にゼロにするのは難しいです。
山で育った木を切って。運んで。割って。外で乾かして。それを冬になったら家へ運ぶ。
薪ストーブは、自然の中にあったものを、そのまま暮らしの中へ持ってくる暖房です。だから、ときどき虫もついてきます。
とはいえ、「自然なんだから我慢しましょう!」という話でもありません。
できる対策は、ちゃんとやる。
僕がおすすめするのは、
・大量に室内へ置かない。
・家へ入れる前にコンコン。
・樹皮を少し見る。
・小さなほうきで払う。
・入ってしまったら潰さず外へ。
これくらいです。特別な道具は、ほとんど必要ありません。
毎日薪を使うからこそ、面倒すぎず、続けられる方法が一番いいと思っています。

それも含めて、薪ストーブのある暮らし
薪ストーブをまだ使ったことがない方がこの記事を読むと、「薪を運んで、さらにカメムシまでチェックするの?」と思うかもしれません(笑)
確かに、スイッチひとつの暖房と比べれば手間はあります。
薪を運びます。
火をつけます。
炎を見ながら薪を追加します。
ときどきカメムシもいます。
でも、不思議なもので、その一つひとつが暮らしのリズムになってきます。
外へ薪を取りに出た時に、今日は寒いなと思う。薪を手に持って、よく乾いているなと感じる。家へ戻って火をつける。家族が薪ストーブの前へ集まってくる。
薪をただの「燃料」として買っているだけでは、なかなか出会わない時間があります。カメムシは、できればいない方が嬉しいです(笑)
でも、そんな小さな面倒も上手に付き合いながら、「自分たちで火をつくって、暖かく暮らす」それが薪ストーブの面白さでもあると思っています。
「薪ストーブって、実際どんな暮らしなんだろう?」
という方は、薪づくりの記事もぜひ読んでみてください。

薪ストーブのある暮らし。
ちょっと手間はあります。
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これからもどんどん最新事例をアップしてまいりますので、チェックしていただけますと嬉しいです!
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