【薪ストーブ設置までの流れ】現地調査では何をする?相談から火入れまでを解説

ʕ•ᴥ•ʔ 非日常から日常へ。

先日、薪ストーブの現地調査へ行ってきました!

「現地調査って、何をするんですか?」

薪ストーブを初めて検討される方にとっては、そもそも設置までに何をするのか、なかなかイメージしにくいと思います。

現地調査では、実際のお家へ伺って、

薪ストーブをどこに置くのか。
煙突をどこへ通すのか。
どんな工事が必要になるのか。

そうしたことを考えるために、建物を確認し、設計図を作るための簡易的な測量をしていきます。

ただ、寸法を測るだけではありません。

実際にその家でどんなふうに暮らしているのか。
薪ストーブの火を、どこで眺めたいのか。
暖めたい場所はどこなのか。

そんなことも、お客様とお話ししながら一緒に考えていきます。

そして実は、現地調査に行ってみると、最初に考えていた設置場所から変更になることも珍しくありません。

今回も、まさにそんな現地調査でした。

現地調査では、何を確認するの?

今回のお客様は、まずbluebearのお店へ来てくださいました。
実際に薪ストーブの火を体感していただき、いろいろなお話をして、その後、現地調査の日程を決めました。

薪ストーブは、写真やカタログだけでも選ぶことはできます。

でも、大きさや扉を開けた時の感覚。
炎の見え方。本体から伝わる暖かさ。

実際に見てみると、感じ方はずいぶん変わります。

そのうえで現地調査へ行くと、今度は「薪ストーブそのもの」ではなく、その薪ストーブが暮らしの中に入った時のことを考えていきます。

今回のような現地調査では、設置候補の場所だけでなく、煙突をどこへ通せるのか、天井や屋根はどうなっているのか、周囲の壁や家具との距離、炉台・炉壁の必要性などを確認していきます。

薪ストーブは、好きな場所へ本体を置けば終わり、という道具ではありません。

特に煙突は、煙を外へ出すだけではなく、薪ストーブの燃焼を安定させる大切な部分です。

建物の構造や間取り、屋根の形、立地などによって煙突の計画は一軒一軒変わります。メーカー側でも、設置場所では可燃物との離隔や床の保護、荷重、煙突による空気の流れなどを考慮する必要があり、専門知識を持つ施工店へ依頼することが推奨されています。

だから現地調査では、「ここに置きたい」という希望を大切にしながら、

「ここなら安全に設置できるか」
「煙突はどう納めるか」
「使い始めてから不便にならないか」

まで考えていきます。

設置する時だけではなく、何年も使い続ける薪ストーブだからこそ、大切な時間です。

客室からリビングへ。現地調査で変わった設置場所

今回のお家は、購入された古民家を現在リフォーム中。真ん中に廊下があり、その左右に部屋がある間取りです。

最初にお話ししていた時は、客室へ薪ストーブを設置する予定でした。友達が遊びに来た時に、薪ストーブの火を囲みながら食事をする。そんなイメージです。

もちろん、それもとても素敵です。
でも、ある日、お客様からふとこんな話が出ました。

「薪ストーブは非日常のものだと思っていたんです。でも村上さんの話を聞いたら、日常のものなんだと気づきました。だったら、自分たちの生活に近いところに設置するのがいいんじゃないかと思っているんですが、どうですか?」

そう!

そうなんです!

薪ストーブは、もちろん特別な存在です。

炎を眺めたり、友達と火を囲んだり。
いつもの暖房とは少し違う時間をつくってくれます。

でも実際に薪ストーブとの暮らしが始まると、それはだんだん毎日の暮らしの一部になっていきます。

朝起きて火を入れる。
台所で食事をつくりながら、視界の先に炎がある。
家族がくつろいでいるリビングに薪ストーブがある。
寒い日は、自然とみんながその近くへ集まってくる。

そういう使い方ができる場所もいいですよ、とお話ししました。

場所を決めるのは、あくまでお客様です。
僕は、その暮らしを想像しながらアドバイスをします。

そしてお客様と僕の思いが通じ合って、今回の薪ストーブは、客室ではなく生活に一番近いリビングへ設置することになりました。

僕はもう、ニコニコニコニコしていました笑

現地調査は、設置できるかどうかを確認するだけの時間ではありません。
こうして、お客様自身が
「薪ストーブと、どんな暮らしをしたいんだろう」と考える時間にもなるんだと思います。

薪ストーブを検討してから設置するまで、どんな流れ?

初めて薪ストーブを検討される方からすると、

「まず何をすればいい?」
「機種を決めてから相談するの?」
「現地調査のあと、すぐ工事?」

と分からないことも多いと思います。

bluebearでは、大きく次の流れで進めています。

まずは購入相談・薪ストーブを体感する

薪ストーブを検討し始めたら、最初から機種を決めていただく必要はありません。

まずは、「どうして薪ストーブを入れたいのか」をお聞きします。

家全体を暖めたい。
炎を眺めたい。
料理をしたい。
停電時にも火を使える暮らしがしたい。
家族が集まる場所をつくりたい。

目的によって、合う薪ストーブも設置場所も変わります。

できれば一度、実際の薪ストーブを見て、炎を体感してみてください。

bluebearの店舗でも、さまざまな薪ストーブをご覧いただけます。現在のITEMページでも、実演機・展示機を含む取扱モデルを紹介しています。

この段階で大切なのは、「どの機種が欲しいか」だけではなく、「どんな暮らしをしたいか」を考えることです。

次に、現地調査と打ち合わせ

ある程度イメージができてきたら、実際のお家へ伺います。

ここで今回お話しした現地調査です。

設置候補の場所を確認し、煙突の経路や建物の構造などを見ながら簡易測量を行います。新築やリフォーム中の場合は、できるだけ早い段階で相談していただくのがおすすめです。図面がある場合は、平面図や立面図、リフォーム図面などを見せていただけると、打ち合わせもしやすくなります。

でも、「まだ置き場所も全然決めていません」でも大丈夫です。
今回のお客様のように、現地を見ながら一緒に考えていきましょう。

薪ストーブ・設置プランを決める

現地調査をもとに、薪ストーブの機種や設置場所、煙突プランを具体的にしていきます。
bluebearでは、購入する機種が決まったあと、設計図と見積書を作成します。

ここで大切なのは、薪ストーブ本体だけで判断しないことです。

薪ストーブは、本体と煙突を合わせて一つの暖房設備です。煙突の計画が適切でなければ、本来の燃焼性能が出なかったり、ススやタールが増えたりする原因にもなります。煙突はなるべく素直に立ち上げ、将来のメンテナンスまで考えて計画することが大切です。

見積もりを見る時も、
本体。
煙突。
炉台や炉壁。
屋根・壁まわりの工事。
その他必要な施工。
など、何が含まれている見積もりなのかを確認しておくと安心です。

設置工事

プランが決まったら、いよいよ工事です。

これまでの施工でも、
瓦屋根。
チムニー。
壁抜き。
スレート屋根。
店舗。
古民家。

さまざまなお家に薪ストーブを設置してきました。家が違えば、施工方法も変わります。実際の設置例が気になる方は、施工事例も見てみてください。

完成したら、火入れ式

設置が完了したら、いよいよ初めての火です。

bluebearでは、オーナーさんご自身に火を入れていただきながら、着火方法や薪の追加、空気調整、安全な使い方などをご説明します。

薪ストーブは、設置工事が終わった瞬間がゴールではありません。ここから、薪ストーブのある暮らしが始まります。

火入れ式については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

そして、設置後の暮らしへ

火入れをすると、そこからいろいろな疑問が出てきます。

「この燃え方で大丈夫?」
「薪はいつ追加する?」
「ガラスが黒くなった」
「煙突掃除はいつすればいい?」
「来年の薪はいつ準備する?」

こういうことも、少しずつ覚えていけば大丈夫です。

bluebearでは、販売・設置して終わりではなく、メンテナンスや煙突掃除、薪の準備まで含めてサポートしています。現在のSERVICEページでも、初回メンテナンス無料を含むアフターサポートを案内しています。

薪の準備について気になる方はこちらもどうぞ。

現地調査の前に、考えておくといいこと

現地調査までに全部決めておく必要はありません。むしろ、決めすぎなくても大丈夫です。

ただ、

  • どの部屋で一番長く過ごしているか
  • どこまで暖めたいか
  • 炎をどこから眺めたいか
  • 薪ストーブで料理もしたいか
  • 小さなお子さんやペットがいるか
  • 薪をどこに置けそうか
  • 新築・リフォームなら今どの段階か

このあたりを少し考えておくと、現地でのお話がずいぶん具体的になります。

大切なのは、「薪ストーブをどこに置くか」だけではなく、「その場所でどう暮らしたいか」です。

今回のお客様も、最初は客室でした。でも、お話をして、現地を見て、最終的には生活の中心であるリビングになりました。現地調査へ行かなければ、出てこなかった答えかもしれません。

非日常だった薪ストーブが、毎日の風景になる

今回の設置は、年が明けて2〜3月ごろの予定です。そして来年は、bluebearの薪割り会にも参加してくださるとのこと!

嬉しいです。
薪ストーブを検討している時は、「家に薪ストーブがある」ということ自体が、少し非日常に感じるかもしれません。

でも、設置すると、

朝の火。
料理をしながら見る火。
家族でくつろぎながら見る火。
薪を用意する休日。

少しずつ、それが毎日の景色になっていきます。非日常だったものが、日常になっていく。今回の現地調査で、お客様の言葉を聞きながら、僕自身も改めて薪ストーブのよさを感じました。

そして、

「薪ストーブが中心にある暮らしをしよう!」

と話してくださったこと。

薪ストーブの仲間がまた増える!

僕は、ニコニコニコニコです。

薪ストーブの設置、何から始めたらいいか分からなくても大丈夫です

「薪ストーブが気になるけど、まず何をすればいいの?」という段階からご相談ください。

機種が決まっていなくても大丈夫です。
設置場所が決まっていなくても大丈夫です。
まずは実際の薪ストーブを見て、火を感じて、お話をしましょう。

そのうえで現地を見て、

そのお家に合うこと。
そのご家族の暮らしに合うこと。

を一緒に考えていきます。

薪ストーブは、長く付き合っていく道具です。

だから、設置する瞬間だけではなく、

その先の暮らしまで想像しながら決めてほしい。

bluebearも、その時間にしっかり寄り添います。


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