#2『薪と電気』

❷海外にエネルギーを依存しすぎる暮らしってどうなんだろう?

久:日本のエネルギー自給率って2018年時点で約12%ほどなんよ。日本は地理的にそもそもエネルギー資源が少ないという特徴があるにせよ、僕らが使うエネルギーの約9割はいろんな国から買ってるわけですよ。

純:数値で見ると驚きますね。

久:それくらい海外に依存してしまっているから、「なんとかしてエネルギーを自分たちで用意しないと不安定だ」ということになっていて。じゃあどうするのかとなった時、再生可能エネルギーの発電効率に限界があるから原子力に日本は頼ろうとしているわけだよね。

純:なんだか複雑な気持ちです。

久:うんうん。僕も正直、何が正解なのかって分からないんよ。だけど、誰かに言われた価格でエネルギーを買い続けなくてはいけない世界が作り上げられていることを考えたらやっぱり怖いわけで。太陽光発電とかもあるんだけど、やっぱり身近に山があればそこから十分な資源が取れるけえ、これをうまく使えるような暮らしをするのが一番身近で簡単なエネルギー自給の実践になるんじゃないかなと思うんよね。

純:そう考えると、昔の人たちって電気に依存しすぎず、今僕らが目指すべき暮らしをしていたんですかねえ。

久:それはあるかもね。薪風呂炊いて、釜でご飯炊いてとかね。でも、その生活の中では、薪を作る大変さがあったり火事に見舞われたり、それなりの苦労があって。その苦労がよりクローズアップされたが故にそれら全てがボタン1つで済む時代が「なんと素晴らしいんでしょう!」ってなったんじゃろうね。

純:まさに前回久富さんが仰っていた『せかせかした、時間が早く流れる時代』ですね。

久:うん、そうそう。限界まで無駄を排して効率的な暮らしを追求した結果が今の暮らしだし、それは便利をもたらしてくれる電気というものに支えられてきたんだろうねえ。

純:確かにそうですね。僕も実際マンション暮らしで電気に囲まれた都市部で育ってきて、その当時は当たり前すぎて電気がある暮らしのいい点・そうでない点なんて考えもしなかったですが、今は薪が近くにある環境にこれたことでやっと考え始めるようになったんだよなあって実感しました。

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